「ネプラス工法」は環境にやさしく、コストを低減、省資源・省エネ、工事期間の短縮など、数々のメリットをもたらします。
これからの時代は真に社会の進歩、革新に寄与するシステムや製品が注目されます。
「ネプラス工法」は道路整備の分野で、いま、地方自治体を中心に高い関心を持って迎えられている工法です。
NEPRS(ネプラス)
New Ecological Products and Repairing System for the gutter
(環境にやさしい、側溝修繕の新製品・新工法)
「社会資本の整備・維持を環境と調和させながら、できる限り低コストで行っていく。」これは、これからの国や地方自治体が果たしていかなければならない大きな課題です。「ネプラス工法」は側溝修繕工事に革命をもたらした新技術。いま、道路側溝の修繕に威力を発揮している注目のシステムです。道路の破損は、車輌交通の増大に伴って、年々増加しています。中でも道路側溝の上部の破損は、段差による転倒事故、車輌通行時の騒音・振動などで、地域住民の生活環境を悪化させています。
「ネプラス工法」は側溝全部を取り替える今までのやり方を一新。傷んだ側溝の上部のみを切断して修繕する、合理的な工法です。環境にやさしく、コストを低減、省資源・省エネ、工事期間の短縮など、数々のメリットをもたらします。
開発はふとしたきっかけから生まれます。社会に存在する悩みや問題を解決する技術の開発が大きなターニングポイントになりました。
「ネプラス工法」の開発は、ある自治体の職員がもらした一言から始まりました。「交通規制を伴う側溝の修繕工事は、期間が長いと住民からクレームが出る。1日で直せる方法はないか…」
従来の、側溝をすべて取り替える方法では、周囲を掘り返し、既存の側溝を撤去して新しい側溝を据付けるために無駄があります。この現状を打破すべく、新しい側溝修繕工法の開発がスタートしました。傷んだ部分だけを取り替えることができれば、工事期間は短縮され、廃棄物は削減、材料も少なくてすみます。
しかし、それには、側溝を横方向に切断しなければなりません。そこで、いままでにない側溝の横方向切断機、サイドカッティングマシンを開発しました。これにより「ネプラス工法」という新しい側溝修繕方法が誕生しました。
※ネプラスサイドカッティングマシンは、(財)にいがた産業創造機構(NICO)より、
新潟県わざづくり支援補助金を得て開発いたしました。
「ネプラス工法」は側溝上部改修に専用の上部改修用製品を採用した新しい工法で、特許第3890055号の他6件の特許を取得しており、更に数件の特許を申 請中です。数々のメリットを生み出すこの新しい工法を、今後、日本全国に普及させ、大切な社会資本である道路の整備に有効に活かしていただきたいと願っています。
側溝の傷んでいる上部分を切り取り、下部分はそのまま使うので、建設廃材を80%削減します。
周りの地盤を掘削しないので、残土がでません。
側溝の内側から切断するので、周りの地盤を荒すことがなく、接近している構造物にも影響を与えません。
8~10mの施工が一日で完了し、即日交通を開放することができます。
工期を大幅に短縮できるので交通規制による社会的損失を削減することが可能です。
今までの側溝下部をそのまま使うので、仮の排水路が必要ありません。
これまでの施工によって様々なノウハウを培ってきました。年々対応可能な範囲も増えつつありますので遠慮なくご相談ください。
掘削機械等の重機を使用しない為、CO2の排出量を大幅に削減することが可能です。
発生源 | 従来工法 | ネプラス工法 |
---|---|---|
コンクリート | 226 | 44 |
アスファルト | 325 | 0 |
鋼材 | 8 | 83 |
燃料 | 79 | 19 |
合計 | 638 | 146 |
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